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自由と正義は勝ち取るものだ!「Vフォー・ヴェンデッタ」と「アノ二マス」の関係

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皆さんは、ハッカー集団「アノ二マス」をご存知でしょうか?
政府や企業のウェブサイトを標的に攻撃を行なっているハッカー集団です。

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最近も日本政府に対して捕鯨反対のメッセージを出して、TVなどで報道されていました。

やっていることはサイバーテロなのですが、愉快犯ではなく、独自の思想に基づいて行動しているという意味で、最近ではハクティビスト(hacktivist)という文脈で報道されることがあります。

※hacktivistはハッカー(hacker)と活動家(activist)を組み合わせた新語

彼らがよく身に着けている仮面は歴史上の人物、ガイ・フォークスの顔を模したもので、映画「Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)」(アメコミが原作・監督はジェームズ・マクティーグ、脚本は『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟)に登場する主人公がかぶっていたものです。

「アノ二マス」がガイ・フォークス仮面をかぶる理由は、「Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)」のテーマやヒーロー像と関係があるようです。

「Vフォー・ヴェンデッタ」の中心的なテーマは、「崇高な目的(国の管轄であれ、個人の自由であれ)のためなら、非道な行為も正当化されるのか?」というものであり、“V自身も単純なスーパーヒーローなどではなく、「正統なアナーキズムの推進者」および「無秩序としてのアナーキズムの推進者」そして「ステレオタイプのテロリスト」といった要素が混在しています。

『Vフォー・ヴェンデッタ』(V for Vendetta)の原作コミックについて

『Vフォー・ヴェンデッタ』(V for Vendetta)は、アラン・ムーアがストーリーを担当し、デヴィッド・ロイドがアートを(ほぼ全て)担当したコミック作品。

内容は陰惨な近未来のイギリスの社会を舞台に、全体主義の政府を破壊するために暗躍する1人のアナーキスト”V”と、彼に人生を左右される人々の姿を描いている。タイトルは、「Vendetta(復讐)のV」の意味。

VforVendetta『Vフォー・ヴェンデッタ』は当初、イギリスのコミック雑誌『ウォリアー』(Warrior)に1982年から1985年にかけて白黒の作品として連載された。なお、ムーアの初期の代表作『マーベルマン(ミラクルマン)』も同時期に連載されている。

『Vフォー・ヴェンデッタ』というタイトルは編集長のデズ・スキンがつけたものだということです。また主人公の”V”の外見は、近代的な警察官の制服をもとにしたデザインが予定されていたが、ロイドの発案により現代版のガイ・フォークスという姿になりました。

シリーズの連載中に『ウォリアー』は1985年に廃刊になったものの、1988年にDCコミックスから今までの話がカラーとなって復刊され、さらに残りの話が追加されて全10巻のミニ・シリーズとなってストーリーは完結を迎えることとなり、現在では2つの短編とともに一冊にまとめられて出版されています。

1970年代後期から1980年代にかけてのイギリスでは、冷戦やサッチャー政権による不況の影響から全体主義をテーマにしたコミックが数多く生まれており、前述の『マーベルマン』や『ジャッジ・ドレッド』などもそれに含まれます。

コミックのスタイルとしては、ロイドの提案によりオノマトペ(擬音)が一切使用されていない。またムーアがこの作品から使いはじめた、緻密に絡み合って進んでいく複数のプロット、様々な象徴が隠されたアートのデザイン、文学からの引用や言葉遊びといった手法は、後の彼の代表作『ウォッチメン』でも多分に使われることになります。
また”V”とイヴィーの関係などが『オペラ座の怪人』と似ているという指摘もあります。

「Vフォー・ヴェンデッタ」予告編
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参考サイト:Wikipedia

V for Vendetta Mask ヴェンデッタマスクのためのV♪ハロウィン♪サイズ:One SizeV For Vendetta - Deluxe 13 Inch Collector Figure: V