もしもスーパーマンに殴られたら? 科学的に検証してみた


もしもスーパーマンに殴られたら
もしもスーパーマンに本気で殴られたら、とんでもない現象が起こるようです。古典的な設定では、「機関車よりも強く、弾丸よりも早く、高いビルもひとっ飛び」というアバウトな能力値だったスーパーマンですが、ウィキペディアの「スーパーマンの力と能力」を読んでみたら、スーパーマンの能力は想像をはるかに超えていました。

片手で200京トンを持ちあげ、恒星間飛行を可能とし、光速より早い飛行速度を持つ、鋼鉄の男・スーパーマン……彼の能力が物理的に存在しうるのかは、「スーパーマンの知られざる事実」でも触れられているように、まさにミステリーという他ありません。

しかし、それでも科学的に分析しようと試みたのが、YouTubeユーザーのVsauce3さんです。もしも、あなたがスーパーマンに殴られたら? 衝撃の結果を見てみましょう。

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当然ながら、質量を持つ物体が光の速度で進むことは物理的に困難です。

そこでVsauce3さんは、スーパーマンのパンチが「光速の99パーセントの速度で放たれる」と仮定しました。この場合、300グラムの平均的な質量を持つ彼のパンチは、19京ジュールのエネルギーを持つと考えられ、そのエネルギー量はTNT火薬45メガトン、広島型原爆の2千800発分に相当するのだそうです。

しかも、1回のパンチが消費するカロリーは、45兆4千億キロカロリー。およそ820億個のビッグマックに相当する総熱量は、80兆カルビンとなり、実に太陽の中心核の5万倍もの熱さとなります。しかも3.4ナノ秒で到達する光速の拳は、脳の処理速度をはるかに上回るため、あなたにとって文字どおり「見えない」パンチとなります。

また、スーパーマンの拳が生み出した核融合もかくやという莫大なエネルギーは、強烈なガンマ線を放ち、人類にとって未知の爆発力を生みだすでしょう。

激しい爆風は周囲のエリアを木っ端みじんに吹き飛ばしますが、しかし爆発の中心にいるあなた自身には、爆風による影響は微塵もありません。というか、粒子ビームと化したスーパーマンのパンチは、ジェファーソン研究所の粒子加速器で生み出すビームよりも強力で、あなたの肉体は原子レベルで溶解してしまいます。それどころか、あなたは素粒子に分解され、クォークグルーオンプラズマのような存在と化してしまうはず。

さあ、これであなたは、ビッグバン直後の初期宇宙のような存在となりました。もしかしたら、あなたがスーパーマンに殴られることで、新たな粒子や反粒子が生み出されることになるかもしれません。

そしてスーパーマンがあなたを殴ったことで、地球には直径1キロ、深さ221メートルのクレーターが形成されるはず。スーパーマンに殴られただけで、地球はこの被害です。

スーパーマンが酔っ払ってクダを巻いて、あちこちでケンカ騒ぎを起こすだけで、地球上の生物は絶滅の危機にさらされてしまうかもしれませんね。

ちなみに、Vsauce3さんのご友人のAsapSCIENCEさんがアップロードした動画では、科学的にスーパーマンのような超人の肉体を手に入れるにはどうすればいいか? を検証しています。それによると、GDF−8と呼ばれる遺伝子、つまり生物の筋肉量の調節を行っている「ミオスタチン」を人工的に排除することができれば、超人的な肉体を手に入れることは可能だそうです。

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もっとも、いくら筋肉量が肥大しても、動画のようなエキセントリックなスーパーパワーに耐えられる肉体が作り出せるとは思えませんよね。

参考サイト:kotaku