アメコミの原点、4作品「復刊」!『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』


『眠りの国のリトル・ニモ』から。月の世界を訪れるニモ
▲『眠りの国のリトル・ニモ』から。月の世界を訪れるニモ

20世紀初頭の米国で誕生したコミックの原点というべき4作品が『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903―1944』(創元社)として刊行された。後の作家にも影響を与えた幻の名作だ。

著者:柴田元幸、上田麻由子、小澤英実  出版社:創元社 価格:¥ 126,000

著者:柴田元幸、上田麻由子、小澤英実 出版社:創元社 価格:¥126,000

少年の夢の中のSF冒険譚(たん)『眠りの国のリトル・ニモ』。猫とネズミのドタバタ喜劇『クレイジー・キャット』。労働者の日常を描いた『ガソリン・アレーのウォルトとスキージクス』。6コマの『さかさま世界』は上下を逆にすると話がつながり、実は12コマという仕掛け。

当時は映画全盛前、ラジオも普及前で、新聞漫画が庶民の娯楽を担った。一コマ漫画ではなく、1ページ全部を使い、決まった主人公がいて筋を読ませる連載が始まった。コミックの別刷りもあり、新聞漫画の黄金時代を物語る。
監訳者の柴田元幸東大教授は「最先端の技術が駆使され、才能豊かな書き手がコミック界に集まった。史料としても価値が高い」と話す。

A2判〜A3判と原寸大で、色も再現。全4巻と別冊で11万3400円(分売不可)。来年以降は12万6千円。

関連サイト:創元社


Googleロゴが「夢の国のリトル・ニモ」107周年記念仕様に
アニメーションで“夢の国”を冒険 2012年10月15日
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