新生スーパーマン「マン・オブ・スティール」、北米で好調な出足


マン・オブ・スティール

「マン・オブ・スティール」の封切りが大成功に終わったことで、タイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザースとウォルト・ディズニー傘下のマーベル・エンターテインメントのスーパーヒーロー対決の舞台が整った。

ワーナー・ブラザースが巨費を投じて人気ヒーロー、スーパーマンを復活させたマン・オブ・スティールの封切り直後の北米興行収入は、13日夜の上映分の1200万ドル(約11億3500万円)を含め、推計1億2510万ドルと、マーベル製作の「アイアンマン3」に次ぐ今年2番目の好調な滑り出しとなった。

大半の国では今後数週間に随時公開されるが、これまでに封切りされた24カ国の興行収入は7410万ドル。海外市場も合わせて極めて好調なスタートを切ったことで、ワーナー幹部は既に、傘下の漫画出版部門、DCコミックが生み出したこのキャラクターをさらに活用する方法を検討し始めている。

ワーナーに近い関係筋によると、「マン・オブ・スティール」の2作目の企画が既に進行中で、早ければ2014年に公開される見通しだという。さらに、「ザ・フラッシュ」や「ワンダーウーマン」などのスーパーヒーローやヒロインを集結させた「ジャスティス・リーグ」の企画も以前から進められており、早ければ15年に公開される可能性がある。

ワーナー・ブラザースは、クリストファー・ノーラン監督の新生バットマンシリーズ「ダークナイト」3部作が大成功を収めたものの、それ以外の点についてはディズニー傘下のマーベルに後れをとっている。マーベルは毎年1本のペースでスーパーヒーロー映画を公開し、08年以降ヒットを続けている。

マン・オブ・スティールの批評家による評価はまちまちだったが、市場調査会社シネマスコアによると、観客の受けは上々で、平均評価は「Aマイナス」。こうした結果を受け、ワーナーの国内配給部門責任者、ダン・フェルマン氏は、平日は年長の子供を連れた家族客からの好調な売り上げが期待でき、ブラッド・ピット主演の「ワールド・ウォーZ」や「モンスターズ・インク」のシリーズ最新作「モンスターズ・ユニバーシティ」などの近く公開予定のライバル作品にも十分対抗できる見込みだと語った。

このほか週末にかけて公開された映画には、セス・ローゲン、ジェームズ・フランコ、クレイグ・ロビンソンが出演している、この世の終わりをコメディタッチで描いた「This is the End(原題)」がある。ソニー傘下のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが製作したR指定の比較的低予算の映画で、12日の封切りから16日までの興行収入は3280万ドルと堅調だった。

「マン・オブ・スティール」公式サイト

参照サイト:ウィールストリートジャーナル