吉か凶か、史上最多の企業タイアップ映画「マン・オブ・スティール」


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アメコミを代表するヒーロー「スーパーマン」誕生の秘話を描いた今夏もっとも注目される新作映画「マン・オブ・スティール」(8月30日日本公開)が、いよいよ今週末に全米公開されますが、作品の出来栄えもさることながら、企業タイアップの多さが話題になっています。昨今のハリウッドでは、映画やドラマに特定の商品やブランドのロゴを登場させる「プロダクト・プレイスメント」と呼ばれるマーケティング手法が人気ですが、なんと本作では100社に及ぶ企業がタイアップを行っているようです。

広告業界専門のアドエージ誌によると、プロダクト・プレイスメントとして劇中に登場するのは、自動車メーカーのクライスラー、チョコレート製造会社ハーシー、シリアルのケロッグ、ノキアの携帯電話、大手スーパーチェーンのウォルマート、ハンバーガーチェーンのカールスJr、剃刀のジレットなどなど誰もが知る商品やブランドばかりで、総額1億6000ドルの広告収入を得ることに成功したと言います。同誌によるとアニメ映画「ロラックスおじさんの秘密の種」(12年)の70社が過去最多で、今回はそれを30社も上回る史上最多の企業タイアップとなったそうです。

120827manoハリウッドで「プロダクト・プレイスメント」が世間の注目を集めるようになったのは、なんといっても「007 ダイ・アナザー・デイ」(02年)がきっかけでしょう。ボンドカーからボンド愛用の時計やビールなどあらゆる場面でタイアップ企業20社の商品が登場し、それらの商品は公開直後から売り上げが倍増したと言われています。当時は、あまりに露骨なプロダクト・プレイスメントに批判の声も強く、その後のシリーズではタイアップ企業数を減らしてより厳選された商品のみを使用するようになったと言われています。

それでも、ここ数年はiPodやiPhoneなどアップル製品がタイアップ商品の一番人気と言われ、様々な映画やテレビに登場していましたが、最近はその地位を中国製品に脅かされつつあります。中国企業がハリウッド映画に対して積極的なプロダクト・プレイスメントを行っており、「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」などヒット作に中国製品が多数登場しているからです。映画館に足を運んだ観客は、知らない間にタイアップ企業の商品をこれでもか!というほど見せられているわけですから、当然ながら「映画が企業のコマーシャルと化している」と批判の声も聞こえています。

果たして今回は、この史上最多の企業タイアップが吉と出るか凶と出るのか。公開後の観客の反応が楽しみです。

参照:日刊スポーツ

スーパーマン マン・オブ・スティール/ スーパーマン 1/6 アイコニック スタチュー

スーパーマン マン・オブ・スティール/ スーパーマン 1/6 アイコニック スタチュー

スーパーマン マン・オブ・スティール/ ファオラ 1/6 アイコニック スタチュー

スーパーマン マン・オブ・スティール/ ファオラ 1/6 アイコニック スタチュー